どうも、凡Pです。最近急に寒くなってきたので風邪をひいてしまいました…つらい…。今回の記事はワートリ名場面振り返り ユーマ編の②をお送りしていきたいと思います。がっつりネタバレを含むので注意してください。

突然ですが、みなさんは勝利フラグというものをご存知でしょうか?

 ジャンプで例えるならBLEACHで多くみられる描写(BLEACHはオサレポイントの絡んだターンバトルなので厳密にいうとさらに複雑ですが)です。どのようなものが勝利フラグかといわれると、キャラの過去回想ですね。BLEACHでは過去回想を用いてオサレ値を上げることで大技への展開つながるため、過去回想は大体の場合勝利フラグといえます。詳しくはOSRで調べていただければよいかなと思います。話が少しそれましたが、どの作品においても勝利フラグにおいて何が大事かというと勝利することは何となく読者に伝わるため、いかに熱い展開を用意して勝利を迎えるにかかっています。

 実はワールドトリガーにも勝利フラグが存在した回がありまして、その回がいかに熱い展開だったかを今回は話していきたいと思います。(迅さんの未来視含めたらほとんどの回が勝利フラグやんけ!というつっこみもあると思いますが、あくまでも展開や描写においてなのでお許しください泣)

2.あいつの剣にだってちゃんと乗ってる。積み上げてきた重みってやつが。
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(第12巻より引用)
  正直このコマ見るだけでもう泣けてきますね、ユーマの後ろに描かれたユーマの「家族と相棒」。それでは、このコマに至るまでの流れをさらっていきましょう。これは鈴鳴第1vs那須隊vs玉狛第2で行われたB級ランク戦第3戦の場面です。やはりこの試合の見所は鈴鳴第1のエース・村上鋼vs我らが玉狛第2のエース・空閑遊真の対決です。

 ユーマは那須隊・熊谷ちゃん鋼さんに集中狙いをされ、劣勢の中での戦いを強いられます。激しい戦いを掻い潜り、那須隊・茜ちゃんを撃破するものの片腕を損失します。この時にユーマには二つの選択肢がありました。一つは「グラスホッパーで橋を渡り、修達と合流する」、もう一つは「橋を渡らず村上パイセンと戦う」というものです。ランク戦よりも鋼さんとユーマ個人戦で戦っており、ユーマは10本勝負で敗戦を期しており、ましてや今回は片腕を失った状態ではかなり勝算が低い状態でした。しかし、ユーマの選んだ選択肢は、「橋を渡らずに村上パイセン」と戦うことでした。

 ユーマがこの選択肢を選んだ理由は修からの指示があったためです。「空閑はこっちのことを考えなくていい。自分の戦いに集中しろ。」それが今回の修の作戦、意図だったのです。第2戦直後、修は菊地原からエースであるクガユーマ以外の戦力について指摘されました。千佳や修たちが単独で戦えるようにならなければA級にはなれないと。だからこそ、修は合流という手段を選ばなかったのです。事前に建てた作戦を使えなくなり、さらには頼りになるユーマなしで戦わなくてはならないという展開はこの先いくらでも起こること、そう考えたのです。A級への昇格そして、その先の近界への遠征を見越した場合はユーマがいなくても乗り越えるべき時は必ずやってくるからです。そして、修はこう言葉を続けます。

「僕は…こっちサイドで点を取る」

 この時点で修はわかっているんです。現状は修一人で那須隊・那須、来馬隊・来馬、太一達を倒せないことを。第5巻での風間さんとの戦いでも述べられていましたが、修の長所は「自分の弱さをよく自覚している」点にあります。それでも修は逃げないのです、自分がそうするべきだと思った以上は。この対決の結果は今回の記事では触れませんが、こういった経緯でユーマは鋼さんとの直接対決に臨むのです。

 片腕を失った状態でユーマは鋼さんに善戦しますが、さすがはボーダー攻撃手NO.4である村上鋼、徐々にユーマを追い込んでいきます。ユーマは風間さんの「モールクロー」(これはユーマはどこで見たのでしょうか?単純に緑川あたりに教わったのでしょうか)、木虎の「脚ブレード」、「枝ブレード」そして緑川の「ピンボール」など思いつく限りの手をうちます。しかし、鋼さんのサイドエフェクト「強化睡眠記憶」による高い学習能力で、一度見た動きはほとんど通用しません。鋼さんの剣には「今までの強敵との戦いの経験がすべてのっている」です。考えた手がすべて当たらず、窮地に追い込まれるユーマ。こんな時にユーマの頭によぎるのはレプリカとの追憶の日々でした。

「暇な夜は戦闘の復習をしよう」

 ユーマは黒トリガーを所持した時点で、黒トリガーからトリオンが供給されるようになり睡眠をとる必要がなくなりました。そのため、レプリカは暇な夜にユーゴが行っていたよいうに戦闘の復習をすることを提案します。SE発動に睡眠が必須な村上と睡眠の必要がないユーマ対照的なようにとれますが、お互いしていることは同じですね。レプリカの提案に対して、父をうしなったユーマはこう返します。「復習?俺一人で?」それに対してレプリカは

「私と二人でだ」

 戦争という苛烈な環境の中、弱冠11歳で大人たちの嘘にさらされ続けるユーマの日々がいかにつらく悲しいものだったのか。しかし、そうした中三年がかりで戦争を終局へと結びつけることができたのもレプリカという「相棒」がいたからです。今はもう父ユーゴも、レプリカもいません。ユーマを支えてきた二人はもうこの世にいませんが、それでも残っているものがあります。ユーマの心の中に残った二人のとの日々、二人から学んだこと、二人の想いです。ユーマが剣にのせるのはありし頃の二人と過ごした日々、それらの積み上げてきた重みなのです。

 以上がこの場面の解説になります。個人的に非常に大好きなシーンなので思い返すだけで、うるうるしてしまいました。今後レプリカは敵キャラとして出てきたりしそうで、楽しみですね。また、残りのユーマの過去についても気のあるところです。ユーマを瀕死においやったトリガー使いとの決着はついているのかが一番気になるポイントですね。

今回の名場面ののっているのはコミックス第12巻です!!ぜひ!!

長々と語った私の妄想を読んでいただき、ありがとうございます記事が気にってくれた方はリツやファボ、コメントくれると嬉しかったりします。
 
ノシ